花の写真を撮っていると、チョウや他の昆虫がふと現れて花にとまることがありますよね。その瞬間を逃さずシャッターを切るものの、撮った写真を見てみるとピンボケだったり、ブレてしまってがっかり…そんな経験はありませんか?
実は、花とチョウが同じ場所にいたとしても、どちらをメインに撮るかでカメラの設定や撮影テクニックが変わってきます。このブログでは、花にとまっているチョウや昆虫を撮影する際、さらには飛んでいる瞬間を捉えるためのカメラの設定やレンズ選び、撮影のコツについて解説していきます。
ネイチャーフォトとは
ネイチャーフォトとは、一般的にアウトドアで撮影された自然の風景や生き物の写真を指しますが、ポートレートや乗り物などの人工的な被写体は含まれません。主に自然そのものを対象とした撮影スタイルです。
風景写真だけでなく、動物や植物などの生き物の写真もネイチャーフォトに含まれます。私は、季節ごとに撮影する被写体を変えて楽しんでいます。たとえば、春から秋にかけては種類が豊富な花、春と秋には活動が活発になるチョウや昆虫、晩秋には紅葉、そして冬には葉が落ちて見やすくなる鳥を主に撮影しています。
今回は、特に生き物、特にチョウや鳥、昆虫に焦点を当てて、その撮影方法について解説します。特に、飛翔中の昆虫や鳥を撮影する際のコツは、ネットでもあまり詳しく解説されていないため、私自身の経験をもとにポイントをまとめてみました。
チョウの撮影
チョウの撮影は、止まっている状態と飛翔中でカメラの設定や装備が大きく変わります。どちらの状況にも合わせた撮影方法を知っておくことで、より美しい写真が撮れるでしょう。
チョウがよく見られる季節、時間、天気
チョウが活発に現れる季節や時間、天気には特徴があります。
- 季節
春先はチョウが羽化後に活発に移動するため、なかなか止まっている姿を見られません。真夏は近年の猛暑の影響で花が少なく、撮影環境としては厳しいことが多いです。おすすめの季節は、残暑が落ち着いた晩夏から秋にかけて。花の種類が増え、チョウも花にゆっくりと止まって蜜を吸う姿が見られます。 - 時間帯
朝早い時間に花に止まっているチョウが多く、逆に昼間は活発に飛び回ってなかなか止まってくれません。夕方になると、再び花に戻り蜜を吸う姿が増えてきます。 - 天気
晴れて乾燥している日がチョウを見つけやすいです。風が強い日でも、晴れていればチョウが飛んでいることがよくあります。
チョウがよく見られる場所
チョウがよく集まる場所には、いくつかの特徴があります。特に、チョウの種類によって好む花が異なるため、花の種類を知っておくと撮影に役立ちます。
例えば、アゲハチョウはブットレア、バーベナ、ヒガンバナ、ツツジ、ジニアなどを好み、季節によって花の種類が変わりますが、これらの花には他の花よりもチョウが寄ってくる確率が高いです。撮影の際は、これらの花を目安にチョウを探してみましょう。
また、チョウには「チョウ道」と呼ばれるものがあると言われており、同じ道筋をたどって飛ぶ習性があるようです。やみくもに飛ぶと、クモの巣にかかるなどのリスクがあるため、チョウは自分にとって安全なルートを選んで飛ぶと考えられています。こうした習性を知っておくと、チョウの行動を予測しやすく、撮影のタイミングもつかみやすくなります。
止まっているチョウの撮影
止まっているチョウの撮影は、それほど難しくありません。近づいても逃げない場合は、マクロレンズで接写することも可能です。特にアゲハのような大きなチョウは動きがゆっくりなので、初心者でも少し練習すれば撮影しやすいでしょう。スマホでも約10cmまで近寄って撮影できる場合があります。
おすすめの時間帯としては、朝早く、チョウが羽を開閉して体温を上げている時がチャンスです。例えばアゲハチョウなら、午前中で気温が20℃~25℃くらいの時が良いタイミングです。
撮影のポイントとして、花に止まって蜜を吸っているときは意外に近づいても逃げないことが多いので、接近して撮るチャンスです。おすすめの花は、春なら菜の花、秋はジニアやコスモス、ヒガンバナなどが撮りやすいです。花や茎が密集している場所では、できるだけ高い位置に止まっているチョウを探しましょう。
小型のチョウ(シジミチョウなど)は、解像度の良い望遠レンズかマクロレンズで撮影するのが定石です。光の角度には注意し、順光では白い部分が飛びやすいので、露出に気をつけてください。また、透過光を利用して撮影すると、羽の質感が際立った表現ができます。
ピントや露出は基本的に目に合わせるのがコツです。目にピントが合っていれば、羽が少しくらいブレていても気になりません。
飛翔中のチョウの撮影
飛翔中のチョウを撮るのは止まっている時よりも難易度が高くなります。狙い目の時間帯は、午後に体温が上がって活発に飛ぶ時。特に、花から飛び立つ瞬間や、花に止まる直前の飛翔を狙うと効果的です。
私の設定方法としては、3Dトラッキングと親指フォーカスを使い、飛び立つ瞬間に連写します。花に止まる前はその花に置きピン(事前に花などにピントを合わせておくこと)して、チョウが来た瞬間に連写します。シャッタースピードは1/1250秒以上を目安に設定しています。
レンズ選びについて、近寄れる場合はマクロレンズ、距離を取らないと逃げてしまう場合は望遠ズームを使っています。私の望遠レンズの開放値はf5.6ですが、絞り込みすぎるとブレるので、シャッタースピード優先で設定することをおすすめします。
夕方の涼しい時間帯には、チョウが集まる確率が高まります。例えば、ヒガンバナに集まるアゲハチョウを調査したところ、日中は1時間に1匹ほどだったのが、午後3時~5時には15分に1~2匹に増えていました。
飛翔中のチョウを捉えるコツとしては、飛び立つ瞬間や、花にとまる直前の動きを見逃さずにシャッターを切ること。ファインダーをのぞいた状態のまま近づくと、カメラを構えてから近づくよりもチョウが逃げにくい場合があります。
最新のカメラにはプリキャプチャー機能(シャッターを押す前の瞬間から記録できる機能)が搭載されているものがあり、チョウの飛翔を捉えるのに非常に便利です。例えば、ニコン「Z9」、キヤノン「R7」、OMシステム「OM-1」、富士フイルム「X-H2S」、ソニー「α9Ⅲ」などが対応しています。
デジタル一眼「α9 III」望遠レンズ(300~400mm)は、遠くから撮影できるので便利ですが、飛翔中のチョウを見失いやすいため、慣れが必要です。近づける場合は広角レンズで絞り込んでパンフォーカスで狙うと、複数のチョウが飛んでいるシーンも効果的に撮影できます。
希少種や季節限定のチョウ
チョウの中には、1年を通して見られるアゲハチョウの他に、2~3週間だけの季節限定で見られる希少種もいます。
早春限定のツマキチョウ
梅雨時限定のウラナミアカシジミ(ゼフィルス)
春の里山限定のギフチョウ
夏の湿地で見られるハッチョウトンボ(日本一小さなトンボ)
春秋限定で渡りの途中で見られる アサギマダラ
これらの希少種は、その年の気温や気候によって見られる時期が変わるため、撮影前の情報収集や下見が非常に重要です。
鳥の撮影
鳥の撮影は、通常かなりの距離から行うため、望遠レンズが必須です。また、ブレを防ぐために三脚を使用することも多いですが、被写体の動きに対応するため、手持ちで撮影することもあります。特に冬場は、渡り鳥が多く、種類も増えるため、撮影のチャンスが広がります。
とまっている状態
鳥が枝や電線などにとまっている姿を撮影する場合、動きが少ない鳥と頻繁に動く鳥とでは撮影の難易度が異なります。カワセミのように、比較的じっとしていることが多い鳥は、連写を使わずとも撮影しやすい一方で、メジロのように絶えず動き回る種類は連写機能が不可欠です。
望遠レンズを使用する際、ブレ防止が重要です。手持ち撮影ではシャッタースピードを速く設定し、できるだけ安定した姿勢で構えることがポイントです。三脚を使うと安定感は得られますが、機動力が低下するため、私は主に手持ちで撮影することが多いです。
飛翔中の撮影
飛んでいる鳥を撮影するのは、動きが予測しにくく難易度が高くなります。しかし、カワセミなどホバリングする時間が長い鳥は、その間が絶好のシャッターチャンスです。また、飛び立つ瞬間を狙う際は、鳥が飛び立つ直前に背筋を伸ばすしぐさやロケットのような姿勢を観察することで、タイミングをつかむことができます。
特にカワセミのダイビングを撮影する場合、事前の動きからタイミングを予測し、フォーカスエリアをピンポイントではなく、ある程度広めにゾーンフォーカスを設定することで成功率が上がります。身体の向きの後ろ側に飛び出すことは無いので、
前方の空間に置きピンしておくのも有効です。
一方でメジロのように活発に飛び回る鳥は、追従できるオートフォーカス機能が非常に便利です。しかし、超望遠レンズではフレームから外れやすいため、3Dトラッキング機能や半押しの間ピントを保持できるフォーカスモードが役立ちます。
鳥がよく見られる場所
鳥の撮影では、鳥が集まりやすい場所を見つけることが重要です。公園、河川敷、山間部など自然が豊かな場所は、種類が豊富です。特に冬は餌が限られるため、餌場に集まる鳥を狙うと、撮影のチャンスが広がります。木の実や果物のなる場所は、メジロやツグミなどの鳥が訪れやすいです。冬まで残ったカキなどは、待っていると寄ってくる可能性が大きいです。
昆虫写真
昆虫の撮影は、種類や動きによって難易度が異なります。バッタのように動かずにじっとしているものは、比較的簡単に撮影できますが、飛んでいる昆虫を捉えるのはタイミングが重要で、やや難しくなります。ここでは、静止している昆虫と飛翔中の昆虫の撮影方法について解説します。
静止している昆虫
バッタやクワガタムシなど、比較的動きの少ない昆虫は、近づいても逃げないことが多いため、接写やマクロ撮影が可能です。クワガタムシは暗い場所にいることが多いため、明るい場所に移動させて撮影するのも一つの方法です。この際、光の入り具合や背景を考慮して撮影場所を選ぶことがポイントです。
テントウムシは割とじっとしているものが多く動く個体は草や茎を上下に移動し、てっぺんまで登ると飛び立つことがよくあります。この動きのパターンを理解して、頂上に到達する直前に構えて連写すると、飛び立つ瞬間を捉えるチャンスがあります。
飛翔姿を撮れる昆虫
飛んでいる昆虫の撮影は、動きが速いため難易度が上がりますが、種類によって撮影のコツがあります。
オオスカシバ(スズメガの一種)
オオスカシバは、ホバリングしながら花の蜜を吸うため、飛翔中の姿を捉えるには絶好の被写体です。
ホシホウジャク(スズメガの一種)
オオスカシバは脚を花につけて蜜を吸うことが多いですが、似た動きをするホウジャクは完全にホバリングしながら蜜を吸います。ハネの動きを止めて撮影するためには、シャッタースピードを3000~4000分の1秒に設定することをお勧めします。
ハナアブ
ハナアブもホバリングして花に近づく昆虫で、比較的動きが遅いため撮影しやすいです。しかし、非常に小さいため、マクロレンズを使わないと細部まできれいに撮影するのは難しいでしょう。体が小さいので小さな花に寄ることが多いです。ハチのように見えますが刺されることは無いのでご安心を。
ミツバチは、レンゲや菜の花などの花の周りを群れで飛び回りながら蜜や花粉を集めています。動きが速く、飛んでいる姿を捉えるにはシャッタースピードを1000分の1秒以上に設定し、マクロレンズを使用して連写するのが効果的です。マクロレンズでもかなり小さく写りますのでトリミングが必須です。
昆虫がよく見られる場所
昆虫は特定の環境や植物に集まりやすい性質があります。たとえば、ミツバチやは、菜の花やレンゲの咲く場所によく集まります。オオスカシバやホウジャクは、アベリアやキバナコスモスなどの花に寄りやすく、これらの花が咲く場所では飛翔中の姿を狙いやすいでしょう。
昆虫の貴重な瞬間を撮影
セミやトンボ、チョウの羽化など、普段はなかなか目にすることのない昆虫の神秘的な瞬間を捉えるのは、自然写真の醍醐味です。これらの昆虫は、天敵を避けるために夜間に羽化することが多いですが、意外にも朝の遅い時間に羽化の様子を見られることがあります。
観察と撮影のポイント
トンボやチョウなどのサナギを持ち帰り、羽化の過程を観察・撮影するのもおすすめです。羽化の瞬間を自宅で観察することで、野外では見逃してしまう細部までじっくりと撮影できます。ただし、羽化後の昆虫は自然の環境に戻してあげることが大切です。撮影後は必ず外の世界へ返してあげましょう。
羽化の時間帯
羽化は天敵の少ない夜間に行われることが多いですが、朝方でもその神秘的な瞬間に出会えることがあります。写真は朝9時過ぎに散歩中に出会ったものです。特にトンボやチョウの羽化は朝の清々しい光の中で行われることもあり、柔らかな自然光が羽や体のディテールを美しく照らし出してくれます。この時間帯を狙って、ゆっくりと成長する昆虫たちの姿を捉えることができるでしょう。
失敗写真と対策
私は1回の撮影で50~100枚ほど写真を撮りますが、特に飛翔中の写真は失敗が多く、満足できるものは100枚のうち1~2枚あるかないかです。ただし、失敗写真は削除せずにある程度とっておきます、なぜなら、失敗の原因などを考えて対策できるからです。
どのような失敗が起きやすいか、例を挙げて解説し、その対策を紹介します。
順光による立体感の欠如
失敗
順光で撮影すると、被写体の立体感が失われ、ディテールが飛んでしまうことがあります。これは、光が強すぎて被写体の陰影がなくなり、のっぺりとした仕上がりになるためです。
対策
撮影位置を工夫しましょう。できるだけ斜めの角度から、被写体に光が当たるように撮影すると、立体感が出やすくなります。もし移動できない場合でも、カメラの位置を上下に動かすだけで、光の入り方が変わり、効果的です。
飛翔中の被写体のフレームアウト
失敗
飛んだ瞬間を撮ろうとシャッターを押すと、被写体がフレームアウトしてしまうことが多いです。特に鳥やチョウは、飛び立つときに上方向に移動することが多いため、事前に中央でピントを合わせて待つと、動きに追従しきれずにフレームから外れてしまうことがあります。
対策
飛ぶ方向を予測し、少し下の方で被写体をフレームに入れて待つと、飛び立った瞬間に上方向に移動してもフレーム内に収めやすくなります。タイミングが重要なので、少しだけ早めにシャッターを切ると、フレームアウトを防ぎやすいです。
ブレによる写真の不鮮明さ
失敗
飛翔中の被写体は動きが速いため、シャッタースピードが遅いとブレてしまうことがあります。特に飛ぶ姿を撮影する際は、シャッタースピードをしっかり確保しないと、動きが捉えられずにぼやけてしまいます。
対策
飛翔中の撮影では、最低でも1/1000秒以上のシャッタースピードを設定すると、動きを止めやすくなります。特にハチやチョウのように小さくて速い動きをする昆虫の場合は、1/2000秒以上が理想的です。光が十分にある場合は、絞りやISO感度を調整して速いシャッタースピードを保ちましょう。
ピンボケの問題
失敗
昆虫も鳥も基本ピントは目にあわせます。特別な場合ハネにあわせることもありますが、目にピントが合っている写真は、ハネなどが多少ボケていてもクッキリと見えます。
動いている被写体を追いかけて撮影すると、オートフォーカスが追従しきれず、ピントがずれてしまうことがあります。特に小さな昆虫や遠くの鳥では、ピントが外れてしまうことが多いです。
対策
カメラのフォーカスモードを「連続AF(AIサーボAF)」に設定し、3Dトラッキングやゾーンフォーカスなど、被写体を追従する機能を活用しましょう。これにより、動く被写体でもフォーカスを合わせ続けることができ、ピントのずれを防ぐことができます。
ただし、ブレやピンボケは、連写していると相当数でてきます、失敗を恐れず数多く撮って慣れていくことです。
被写体が背景に溶け込んでしまう
失敗
被写体が背景と同じような色調を持つと、写真の中で被写体が目立たず、埋もれてしまうことがあります。特に草原や林の中で鳥や昆虫を撮影する際に起こりやすい問題です。
対策
被写体と背景に対してコントラストが生まれるような角度を探し、できれば背景が空や遠景のぼけた部分になるように意識して撮影すると、被写体が際立ちます。絞りを開いて背景をぼかすことで、主役が目立つ写真を撮ることができます。
失敗を繰り返すことも撮影の成長につながります。これらの対策を実践しながら、理想的な一枚を目指して撮影を楽しんでください。
まとめ
チョウや昆虫の撮影について、さまざまなテクニックやコツを解説してきました。まず大切なことは、花の撮影とそれに寄ってくるチョウや昆虫の撮影は、全く異なるジャンルの撮影であるという意識を持つことです。花も昆虫も一緒に美しく撮れることはありますが、それは偶然の産物であり、意図的に狙うのは難易度が高くなります。どちらかを主題として決め、それを中心に撮影を組み立てることで、結果的に満足のいく写真が撮れる可能性が高まります。
また、飛翔中のチョウや昆虫を撮影する際は、忍耐力と練習が必要不可欠です。飛んでいる瞬間は一瞬であり、そのタイミングを捉えるためには、何度も撮影を繰り返し、経験を積むことが重要です。焦らず、じっくりとチャンスを待ち、撮影を楽しむ姿勢が大切です。
さらに、撮影時の環境や光の条件を活用することもポイントです。時間帯や天候によって、被写体の動きや出現頻度が大きく変わります。朝の柔らかい光や、夕方の柔らかく暖かい色調の光は、被写体をより立体的で美しく撮影するのに適しています。また、晴れた日でも風が強い場合や、逆光や順光の角度によっては、撮影が難しくなることがありますので、光の向きや強さに注意しながら、撮影の場所や角度を調整しましょう。
最後に、失敗を恐れず、試行錯誤を繰り返すことが写真のスキルアップには欠かせません。飛翔中の被写体は、数百枚撮っても良いものが数枚しかないこともありますが、それも楽しみの一つです。大切なのは、その瞬間にしかない一瞬を撮り逃さないように、準備を怠らないこと。偶然のであいを大切にし、自然の美しさをカメラに収める楽しさを感じながら撮影しましょう。
撮影を重ねることで、少しずつ自身のスタイルが確立され、より良い写真が撮れるようになります。時間をかけてじっくりと被写体に向き合い、あなたの作品をどんどん増やしていってください。そうすることで、満足のいく一枚に出会うチャンスは確実に広がるでしょう。