身近なもので工夫して映えるスマホ写真を撮ろう
インスタやツイッターなどで注目されるスマホ写真は、どうやって撮ったのか。
身近にある物を使ってどこまで撮れるか実験してみました。
有料のグッズや面白アプリもマネしてみたら
ここでは、身近なものを使って工夫したりアプリのマネをした面白写真を5種類、有料で使えるグッズや注意点もご紹介。
- 遠近法
- ミラー効果
- マクロ撮影
- 宙玉
- 万華鏡
実際に撮ってみると難しい不思議写真
遠近法
カメラの近くの物は大きく、遠くのものは小さく写るという特性を利用して、実際の手より大きなビルや鉄塔を手の中に納めます。
遠近法は他にもたくさん使い道があります、鉄塔やビルを足で踏みつぶしそうな写真や手の上に人が乗ったような写真も撮れます。
協力してくれる人が居るとバリエーションも増えて楽しいですね。
アプリやグッズを使わなくても出来ますがコツは何枚も撮ってみて良いのを選ぶことです。
ミラー効果
これは本物の水溜りですが、こんな水たまりを作ってしまうグッズがあるのです。
レンズの下に鏡を配置して手軽に水面に映り込んだような写真が撮れると言うもので、商品サイトの写真も何もない所に水たまりが出来た感じにみえます。
それでは、さっそく小さなアクリルの鏡(100均などで売ってます)とスマホスタンドを持って外へ出てマネをしてみましょう。
スマホをスタンドに立てレンズの下側に鏡を置いて見ると、なんとなく水溜りらしく見えてきます。
実際にやってみると、鏡の位置、角度、固定が難しいです、リモコンシャッターがほしいですね。草むらの部分が水溜りにみえますが境目あたりが不自然な感じがします。
今度は屋内でテーブル撮影、これは何となく雰囲気が出ています。鏡の角度など調整して撮ってみました。
被写体が暗くなる場合は、LED照明を被写体だけに当たるように使い、ストロボは下に反射すると映り込みが弱くなるので使わない方が良いです。
マクロ撮影
スマホのグッズでは、セルカレンズが有名。カメラに挟んで使うクリップ型レンズで安いものは100均でも売っていますが広角や超望遠までセットの物は数千円と使い道で値段の幅も変わります。
スマホで「被写体が近すぎます」と言う警告が出るギリギリまで寄って撮ってます。
こちらは、カメラ用のクローズアップレンズを使って撮ってみました、カメラを持っていてフィルターを使ってる方は、レンズの前に手持ちでセットして撮るだけなので簡単にできます。
PL、クロススクリーン、ND、カラーなどのフィルターも使うとスマホで撮れない効果も得られます。
100均のレンズは画質も悪く、ピントも合わないと言うレビューが多数聞かれます。確かに画質はレンズの品質によりますので使う場合は、ある程度値段の高いものが良いですね。
ただしピントが合わないと言うのは、また別のお話です。
10倍のクローズアップレンズでギリギリまで寄ってみると、ピントは本当にセンターの一部分だけし合ってないのです、これはマクロレンズの特性で、すべてにピントが合ったクリアな写真は撮れません。
100均のレンズだからピントが合わないと言ってる方は、これを知らない方で、画質と違ってピントはどんなレンズでも合う一点があると言うことを覚えておいてください。
ピント合わせのコツはAFよりスマホ自体を前後させて合わせたほうが良い結果が出ます。
宙玉
App Storeでiphone専用のアプリがあります。
透明なビー玉を手持ちでも撮れそうですが、ブレやピント、指の映り込みも注意が必要。
万華鏡
クリップタイプでスマホに装着可能なものがありますが、単体より望遠、広角、マクロのレンズキットに一緒に入ってるものが多いようです。
App Storeでiphone専用のアプリがあります。
番街編として
早朝、セミの羽化を見ました。
セミが飛んでから同じ場所でスマホに写真を表示させてセミが居るような感じに。
枝の位置やスマホの反射に注意が必要です。
スマホの防水ケースで水中の撮影もできますが、透明のビニール袋で代用も。また、大きめのガラスコップにスマホを入れて撮ってみるのも面白い写真ができますよ。
ただし、どちらも水に沈めるのはレンズまでにして、袋やコップに水が入らないように注意。
防水性能「IPX7」のスマホは、水深1mに30分間沈めるテストを実施して浸水しないそうですが完全に水面下で使用するには「IPX8」という規格のスマホが必要。自分のスマホの規格を見て水没など無いようにしましょう。
アプリを使って後から装飾もできます
ミラー効果、宙玉、万華鏡は、アプリでその効果を出せるものがあります。
水の反射
google play 水の反射 (無料版)
綺麗でリアルな水面の映り込みが作れます。ただし広告が多く使いにくいので、水の反射Proという有料版がおすすめです。
ミラー効果は、境目が不自然になりがちなので、加工アプリなどで境界を分からなくする工夫が必要。このアプリを使えばそれも解消ですね。
宙玉
Soratama Lens App store (無料、App内課金あり)
宙玉レンズで撮影したような写真ができます。iPhoneカメラ用のアドオンレンズ。
万華鏡
万華鏡フォト Google play (無料、広告あり)
スマホで撮った風景を万華鏡に、画像保存もできます。
合成写真
photoshopなど使わずアプリとAIを使った合成写真がスマホで簡単にできます。
web上で背景を透過させて切り抜いてくれます。切り抜きACの詳しい使い方は、こちら。
画像をアップロードするとAIが自動で背景を切り抜いて画像作成、それをダウンロードして使用します。使用制限があり1日2回まで無料(無料会員登録で5回)。
背景を透過した写真を上の写真に合成します。
合成はsnapseedの二重露光と言うツールを使っています。詳しい使い方はこちらから。
AIの画像生成
最近はAIによる画像生成もリアルになってきて、いままで難しくて撮れなかったようなトリック写真も
後で簡単に作れるようになってきました。ただし、AIで生成した写真はトリックとは言わないかもしれませんね。
左が実際に取った画像で右が生成した画像です。映り込みもかなりリアルにできています。
ミラー効果も違和感なく作れます。
上記の画像は、生成AIを使ってPhotoshopで作成したものです。絶対に撮影不可能な写真まで生成できます。
最近ではスマホのアプリもイラストや画像を自動生成してくれるものがでてきています。
AI画像生成は、こちらの記事で詳しく書いています。
まとめ
投稿写真もスマホが増えてきてる今、面白写真、トリック写真をどうしたら撮れるのか実験してみたら、意外と身近にある物を使っても撮れることが分かりました。
後の加工次第でアプリやグッズと変わらないくらいの写真も作れる可能性があると感じました。
紹介した他にもYouTubeで海外のトリック写真の紹介も数多く見ることができます。本格的なものは真似できませんが、ちょっとした技術など真似して撮ってみるのも面白いですね。
そして、真夏の屋外でのスマホ撮影は、スマホ熱中症にも注意してください。今回炎天下で撮影していたらスマホの温度が上がって、カメラが強制終了してしまいました。
常温の保冷剤で予防、対策できるので、くれぐれも普通の保冷剤などで冷やしたりしないようにしてください、中に結露が出来て故障の原因になります。
カメラだけじゃなく人も熱中症に注意して楽しんでみてください。
スマホの加工は、こちらの記事から。