高山植物の女王・コマクサの花の撮影方法、栽培、観光スポットなどすべて掲載

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コマクサは、他の花が咲かないような3,000メートル級の山で砂れき地に群れをなして美しい花を咲かせます。登山者にはなじみの深い花ですが、一般的にはなかなか見ることが難しい花でもあります。そんな、夏を象徴する高山植物の女王、コマクサに秘密にせまってみましょう。

この記事では、カメラなどの重い装備を持っての登山は大変なことですがが、もっと手軽にコマクサを見たり撮影できる場所を探してみました。また、花の生態から栽培まで知らなかったコマクサの一面を
探っていきたいと思います。

また、自然界では珍しいシロバナについても触れています。ぜひご覧ください!

コマクサの花とは

自然のコマクサ

コマクサはケシ科の花で、東北アジアと日本の北海道から中部地方の高山帯の砂れき地に広く分布しています。こういった高山の砂れき地は、絶えず砂れきが動くため、植物が定着して生育するのは非常に厳しい環境です。

ただ、このような場所では他の植物が生育することが難しいため、コマクサは競合することがなく群生できる特別な環境です。そのため、高山地帯で見られるコマクサの美しい花が広がる風景はとても貴重であり、自然の美しさを感じることができます。

花の特徴

花 形状

コマクサのアップ画像

コマクサの花は、花弁が4枚で独特の形をしており、「駒草」という名前は、その花が馬の顔の形に似ていることから付けられました。この特徴的な形状により、コマクサは他の高山植物よりも名前がよく知られています。また、平地で咲くケマンソウ(タイツリソウ)にも、花の形がよく似ていることがあります。コマクサの独特な花の形は、高山地帯での美しい風景の一部として、多くの人々に愛されています。

コマクサの花は、「高嶺の花」と呼ばれるほど自然の中で見るのは大変な花です。自然のものは淡いピンク色で、希に白や濃い赤色もありますが、一般的にピンク色が多く他の色は園芸種です。

茎の長いコマクサ

自然のコマクサは背が低く、花茎は5〜10cm程度で葉の上に乗るように咲くことが一般的です。しかし、園芸種では背の高いものや20cmほどの長い花茎を伸ばす種類もあります。

コマクサの花と葉のアップ

花の下には、パセリによく似た青緑色の葉が密集しています。これらの葉は花とのコントラストを美しく演出します。高山地帯の厳しい砂れき地で育つため、葉は細かく分かれていて、効率的に水分を集めることができます。

花は背が高くないですが、根は1メートル以上も伸びています。この長い根は少ない水分を効率よく集める役割を果たしています。高山の乾燥した環境で、コマクサはこの長い根を使って生き抜き、美しい花を咲かせることができるのです。

花期

山のコマクサ

コマクサの花期は夏から初秋にかけてです。高山の雪解け後から標高が上がるにつれて、花が豊かに咲き誇ります。一般的に山では7〜8月に花期を迎えますが、植物園や低い標高の場所に移植されたものは、6月くらいから花が咲き始めることがあります。

花の生態

アルプスのコマクサ

コマクサは日本のいくつかの山岳地帯に生息していますが、主な自生地は大雪山の赤岳や宮城県の蔵王連峰、北アルプス、八ヶ岳などです。ただし、南アルプスや御嶽山以南など見られない地域もあります。

中央アルプスではかつて自生が見られたこともありましたが、薬草としての採取が行われた結果、絶滅してしまいました。現在は、他の地域でもコマクサが見られるのは植栽されたものが多くなっています。自然の中でコマクサの姿を見つけるのは難しいかもしれませんが、植栽された場所ではその美しい花を楽しむことができます。

寒冷地への適応

コマクサは、厳しい寒冷な環境に適応した強じんな植物です。特に雪解け後の寒い季節にも、豊かな花を咲かせることでその生命力を感じさせます。寒冷地での生育には、厳しい気候への耐性や適切な生育戦略が必要とされます。

受粉

コマクサの花は、主にマルハナバチなどの昆虫によって受粉されます。花が咲くまでには約4〜5年かかるため、その間は葉っぱしかみられません。葉は1年目からみることができますが、花は数年かかる成長プロセスを経て初めて咲き始めるのです。

アリとコマクサ

コマクサの花が咲いて種子ができると、これらの種子は近くの地面に落ちるだけでなく、アリによって別の場所にも運ばれます。そのことによって、新たな場所にコマクサが群生を作ることが可能です。アリとの相互関係によって、コマクサは広がりを持つ高山植物として独特な生態を発揮しています。

コマクサと他の高山植物との違い

コマクサの群生

高山植物は多様な種類がありますが、中でもコマクサは砂れき地という厳しい環境で咲く数少ない植物の一つです。この特徴により、他の植物と競合をせずに独自の生息地で存在しています。

一方、高山植物のほとんどは、一般的に「お花畑」と呼ばれる山の中で他の植物が集まって咲いている場所が多いです。これは、他の植物との相互作用や、特定の条件下での共存によって豊かな花の群生が見られることを意味します。

高山植物の美しさは、個々の植物の特徴だけでなく、その環境全体との相互作用によっても生まれます。コマクサを含む高山植物たちは、自然の中で独自の姿を見せながら、厳しい環境にも耐え抜く強さと美しさを持っています。

手軽に花が見られるスポット

コマクサは通常、標高3,000メートルをこえる高山に咲く花ですが、自生のものでなければ、標高の低い場所でも見ることができます。自然界では主に高山地帯に自生しているコマクサですが、人間が手入れや栽培を行ったり、植物園などで栽培されたものなら、山に登らなくても花を楽しむことが可能です。

群馬県丸沼高原

公式HP:https://www.marunuma.jp/green/1181/

日光白根山ロープウェイ」の山頂駅にあるロックガーデン(標高2,000メートル)で見ることができます。通常、例年の8月初めから中旬くらいまでの期間に観察できます。このロックガーデンには、なんと2万株以上のコマクサが植栽されており、壮観な花の群生地として知られています。手軽に訪れることができるこのロケーションで、数多くのコマクサの花々を楽しむことができます。

白馬五竜高山植物園

公式HPhttps://www.hgp.co.jp/hakuba/specialcontents/shizentaiken/hakubagoryu/

白馬五竜高山植物園は標高1500mに位置し、園内では300種以上、約200万株の高山植物を鑑賞できます。アルプス平広場へは8人乗りゴンドラに乗って約8分でアクセスできます。

コマクサはこの植物園内に5万株もの群生を形成しています。花の季節には、園内一面がコマクサの美しい花々で埋め尽くされ、息をのむような風景を楽しむことができます。コマクサだけでなく、多様な高山植物を見ることができる白馬五竜高山植物園は、自然愛好家や花好きの方々にとって絶好のスポットです。四季折々の美しい風景とともに、高山植物の多様性を堪能してみてください。

池の平湿原(湯の丸高原)

公式HP:https://yunomaru.co.jp/situgen/

池の平湿原は、浅間山から西に派生する標高2000m内外の尾根上に位置し、高峰高原と湯の丸高原の中間にあります。この地域は昼夜の気温差や年間の気温差が非常に大きい特殊な気候条件があります。そのため、比較的低い標高の地域でも自生のコマクサを見ることができます。

コマクサは、例年6月下旬から7月にかけて見頃を迎えますが、他の季節でもたくさんの高山植物や湿生植物がみられ楽しめる場所です。

ヘブンスそのはら

公式HP:https://mt-heavens.com/

ヘブンスそのはらは、ロープウェイを降りた山頂で標高約1400mに位置しています。かつては約1万株のコマクサが見られた場所でしたが、現在はその数がかなり少なくなっているようです。しかし、ピンク色、白色、赤色の三種類のコマクサが植栽されており、花の色のバリエーションが楽しめます。

2023年は残念ながら1株しか咲かなかったそうです。その年のコマクサの開花状況を知りたい場合は、7月の初旬に問い合わせることでロープウェイの管理事務所(0265-44-2311)が親切に教えてくれます。

こちらに載せている写真の多くはヘブンスそのはらで撮影したものです。コマクサの美しい姿がまた見られるように望んでいます。

六甲高山植物園

公式HP:https://www.rokkosan.com/hana/

六甲高山植物園は海抜865mに位置し、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物、山野草など約1,500種を、野生に近い状態で栽培しています。暖かい気候のため、山の開花よりもかなり早くの時期に花々が咲き誇ります。特に関西方面ではコマクサが見られる珍しい場所として知られています。

多種多様な高山植物が楽しめるだけでなく、コマクサを含む美しい花々が咲き誇る様子を見ることができる貴重なスポットです。野外で自然な環境で育てられているため、訪れる方々にとって自然界の植物たちの姿を身近に感じることができます。季節ごとに植物の風景が変わるので、何度訪れても新たな発見があることでしょう。

コマクサの撮影方法

高山植物という独特の環境での撮影ですので普通の花と違った撮影方法や注意があります。

カメラ・機材

コマクサを撮影する際は、望遠レンズがオススメです。花が高山に生えているため、けっこう離れた場所から撮影することが多いからです。三脚は暗い場所での撮影以外は手持ちでも撮れることができます。

コマクサのアップ画像

近くで撮影できる場合は、広角レンズやマクロレンズも有用です。特にコマクサの美しい花や葉のディテールを捉えるためには、マクロレンズが役立ちます。

花を生かした撮影

コマクサの群生

コマクサの撮影では、葉の上に乗った感じに見せることができるので、あえて花と葉を一緒に写すと良いでしょう。葉と花の色の対比が美しく映えます。上から撮影すると、この特有の配置がより強調されます。

花が小さいため、望遠レンズを使ってアップにすると、特徴的な面白い形がより際立ちます。

群生していることが多いのですが、撮影する際は痛みの少ない花を選ぶことが大切です。群生している中からきれいな花を見つけ、丁寧に撮影をしましょう。

コマクサのアップの画像

花が塊で咲いている場合は、ゴチャゴチャしないように注意し、シンプルで美しい構図を心掛けましょう。花をメインにしたい場合は、花数が少ない花茎を選ぶとすっきりとした写真が撮れます。

光を選ぶ

撮影は登山道も多くアングルを変えることが難しい花ですので、光を自由に選ぶことは制約されるかもしれません。ただし、光の当たり方によって雰囲気が変わることもあります。もし変えることのできるチャンスがあれば、斜光や半逆光などを試してみると、撮影した花が新たな表情を見せるかもしれません。

背景の処理

コマクサの群生を広角レンズで撮影する際は、クッキリとパンフォーカス(全体がピントが合った状態)にして、たくさんの花が集まっている風景を鮮明に表現したいです。広角レンズを使うことで広大なコマクサの群生地を一望でき、花々の美しい光景を引き立てます。

背景をぼかした写真

一方、望遠レンズやマクロレンズを使用してアップにする場合は、背景は思い切りぼかすと、花の主役性が強調され、雰囲気が豊かな写真を撮れます。背景をぼかすことで、コマクサの美しい花がより際立ち、鑑賞者にとって魅力的な印象を与えることができます。

マクロレンズで等倍まで寄って撮ると迫力有る写真が撮れますが、花に厚みが有るのでピントの位置も難しくなります、迷ったときは手前にピントを合わせると余裕ができます。

撮影の時間帯

夕方のコマクサ

コマクサの撮影では、時間帯は制約されることが多いですが、朝と夕方は特に魅力的な表現が得られる時刻です。余裕があれば、美しい表情を楽しむことができます。朝や夕方の光によって花がちょっと染まったような雰囲気が生まれ、写真に特別な魅力が加わります。

朝露のついたコマクサ

朝一番で撮影すると、花や葉に朝露が見られることがあります。朝露は丸い粒の形でつくることが多く、これを取り入れることでコマクサの撮影が新たな視点で楽しめるでしょう。

撮影の注意

撮影の際には、登山道を外れないように心掛けましょう。外れると浮石などの危険もありますが、コマクサの根は長く1メートルにも達することがあるので砂れきの上から踏んでしまうと、ダメージを与えてしまう可能性もあります。

シロバナコマクサ

コマクサの花や自然の美しさを楽しむことも大切ですが、自分自身の安全も考慮して行動しましょう。登山中の撮影は楽しい経験となることでしょうが、花と自然を大切にしつつ、登山道やコマクサの生育地を守るためにも気を配ってください。

高山植物の魅力

高山植物にはコマクサ以外にもひかれる花が数多くあります。

チングルマ

チングルマの群生

チングルマは、東日本の高山地帯の雪渓周辺や草地、砂れき地に生息する、とても可愛らしい高山植物です。花茎の先には約3cmほどの白い花を1つだけ咲かせます。

チングルマの綿毛

そして、花が終わると特徴的な白い綿毛が広がります。この愛らしい姿が、高山の風景に魅力的なアクセントを与えています。チングルマは高山地帯の厳しい環境にも頑強に生き抜く姿が美しく、自然の中でその存在感を放っています。

ワタスゲ

ワタスゲの画像

ワタスゲは、北海道や本州の中北部に自生する高山植物で主に高層湿原などで見られます。この植物は、穂全体が熟すと白い綿毛がふわふわと広がり、まるで球状の綿のようにみえます。

コバイケイソウ

コバイケイソウの写真

コバイケイソウは、個々の花は小さいですが、多くが集まって大きな群生を形成し、1メートルをこえる高さに成長することがあります。初夏の山には欠かせない存在であり、豊かな群生が見られることが特徴です。高山の厳しい環境でも頑強に育ち、美しい花の群れを見せてくれる姿は、山々の風景を彩ります。

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲの画像

ニッコウキスゲは、ユリ科に属する高山植物で、鮮やかな黄色のラッパ状の花を持ちます。花の直径は約7cm程度です。特に、車山高原や霧ヶ峰、日光の霧降高原は、この美しい花が大規模に自生している有名な場所です。

コマクサの栽培

自生の採取が禁止されているコマクサですが、栽培種は販売されていますので、自宅でも育てられます。

栽培の注意

鉢植えのコマクサ

半年に1回程度の植え替えが必要です。植え替え時期は2~3月上旬と7~8月くらいが適しています。大きめの鉢に植え替えることで、根の成長を促し健康な植物を育てることができます。

自宅で育てる場合、山よりも開花が早く、5月下旬から花が咲き始める場合もあります。また、7月頃にはタネを採取してまくことができますが、素手で採取すると発芽率が下がる恐れがあるため、ピンセットを使用して行いましょう。

鉢植えの用土は軽石、硬質鹿沼土、桐生砂を2:4:4の割合で混ぜることが適しています。これらの土を混ぜて用土を作り、コマクサが健やかに成長できる環境を整えましょう。注意を守って栽培すれば、美しい花を楽しむことができます。

肥料

植え替えの際にはリン酸とカリウムが多く含まれる緩効性化成肥料を元肥として与えます。その後は、週に1回程度、液体肥料を1500倍から2000倍に薄めて与えます。ただし、真夏の時期には3000倍に薄めた液体肥料を与えることが適しています。

保護の重要性

虫食われのコマクサ

環境の変化や盗掘などで多くの県でレッドリストに入っているコマクサ、その保護活動は?

草津白根山の保護活動

草津白根山では、かつては盗掘などの影響でコマクサは絶滅の危機に瀕していましたが、地元の熱心な方々による保護活動により、現在は復元が進んでいます。

特に本白根山周辺のコマクサ生息地では、保護と保全のために歩道沿いにロープを張り、人が立ち入らないように配慮しています。地元の学生たちによる植栽も行われており、地域の連携によってコマクサの保護活動が進んでいます。

これらの取り組みにより、草津白根山のコマクサの生育環境が改善され、数を増やすことができています。地域の愛着と環境保護意識の高まりが、貴重なコマクサを守るための重要な要素となっていることがうかがえます。

薬草として採りつくされた過去

かつて、木曾の御嶽山や乗鞍岳、燕岳などでは、コマクサが薬草として修験者に利用され、大量に採取されることがありました。その結果、多くのコマクサが採り尽くされてしまいました。

特に中央アルプスの木曾駒ケ岳でも、明治・大正期に薬草として大量に採取され、ほぼ絶滅してしまったと考えられています。近年になって、植栽が行われていくつかのコマクサが増えてきましたが、それらもいまだに盗掘などの被害にあっているようです。

過去の薬草としての利用による大きな影響から、自然界でのコマクサの数は減少しましたが、幸いなことに地域の保護活動や植栽により、徐々に回復の兆しを見せています。今後も継続的な保護と自然保護の意識を高めて、大切なコマクサを守っていく必要があります。

植栽の問題も

浅間山系の池の平湿原にある「三方コマクサ園」(長野県東御市)では、園内に誰かが持ち込んだとみられる園芸種が増加しており、これが国有林であるために駆除することが難しい状況です。この園芸種は従来のコマクサとは色や形に違いがあり、混ざってしまうと自然のコマクサとの区別が難しくなります。

植栽の問題により、本来の自然のコマクサの環境が乱れることがおこります。このような状況では、保護すべき自然のコマクサの生育や増殖に悪影響を及ぼす可能性があります。保護と自然保護の観点から、持ち込まれた園芸種の増加に対して適切な対策が必要とされます。

コマクサの花にまつわる伝承と文化

水滴がついたコマクサ

コマクサは過去に多くの場所で絶滅から復帰したという経緯があるため、もともとその地に自生していた種とは厳密には異なる可能性があります。

命名は牧野富太郎博士

コマクサの学名は Dicentra peregrina (Rudolphi) Makino で「peregrina」は外来を意味します。
Makinoはもちろん日本の植物学者で牧野富太郎博士です。以前は3千メートルをこえる場所しか見られなかったのですから、牧野博士は登山でもエキスパートだった?のでしょうか。

コマクサは栽培される園芸種も多く、中には日本のコマクサと北アメリカ原産のハナケマンソウやヒメケマンソウなどとの種間交雑で生まれた園芸交配種で四季咲きのものがあります。

コマクサ祭り

登山シーズン開幕と同時にあちこちでコマクサ祭りが開催されています。

  • 万座温泉コマクサ祭り(2023年は中止)
  • 白馬五竜高山植物園のコマクサ祭り(6月~7月)
  • 岩手県岩手山市岩手山(7月下旬~8月上旬)

シロバナと自生種

シロバナコマクサ

シロバナは自然界では非常に珍しい花でしたが、現在では植栽が広まり、あちこちで見かけることが増えてきました。しかし、自生のものと植栽をされたものが混ざって咲いているという状況は問題視されています。自然に咲くシロバナと植栽をされたものの間には遺伝子の違いが生じる可能性があり、それが生態系や生物多様性に影響を与えることが懸念されています。自然の中でシロバナを見ることは貴重な体験であり、その存在を大切に保護する必要があると考えられています。

まとめ

アルプスとコマクサ

コマクサは「高山植物の女王」と称され、他の植物が生息できない厳しい環境で孤独に耐えて咲き誇る存在です。

かつては登山者だけが特別に目にすることができる貴重な花でしたが、近年は栽培技術の進歩により、山に登らなくても手軽に見ることができるようになりました。重い写真機材を持って山登りする必要もなく、身近な存在としてコマクサを楽しむことができるようになりました。

本記事では、コマクサの秘密に迫り、撮影方法までさまざまな角度から解説しました。これを機に、誰もが手軽にコマクサを観察し、写真に収めて楽しむことができるでしょう。コマクサの美しさと孤高の姿に触れながら、自然の素晴らしさを再発見してみませんか。

山野草の記事はこちら↓

四季の花の撮影は↓

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