コスパ最強のフォトブック
写真を整理していると、いつも思うことがあります。いくらデジタル化されているとはいえ、やはり手元に残るものがあるということ。そんな時に頼りになるのが、フォトブックです。しかし、高価なものが多く、手軽に作れるものがなかなか見つからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、私が実際に試してみた、198円で作れるというしまうまプリントのフォトブックをご紹介します。出来上がったものは、本屋さんに並んでいる写真集そのもの高級感のあるクオリティです。
フォトブックを作りたいが方法が分からない、フォトブックがどんなものか分からないという方のためにこの記事ではしまうまフォトブックの仕様、価格、注文方法、から届いたフォトブックの比較、感想などを解説します。
今回フォトブックと一緒に利用してみたものが動画QRというサービス。できたフォトブックに30秒の動画をつけられるというオプション。これについても後で詳しく解説しようと思います。
フォトブックサイズ別価格
ホームページのメニューからでも分かりやすくなっていますが、24ページで作った場合のサイズ別価格を載せておきます。
ライト | スタンダード | プレミアムハード | |
文庫サイズ(105㎜~148㎜) | 198円 | 898円 | |
A5スクエア(148㎜~148㎜) | 298円 | 1,098円 | 1,628円 |
A5 (148㎜~210㎜) | 598円 | 1,318円 | 2,038円 |
A4 (210㎜~280㎜) | 998円 | 2,648円 | 4,048円 |
価格は税込みで24ページ(レイアウト次第で最大89枚)のものですが最高144ページ(最大569枚)まで有ってこれに送料がプラスされます。
24ページ以上など詳しくはこちら。
レイアウト次第というのは、作成の所でまた解説しますが1ページの写真枚数が4枚まで選べるレイアウトのページが有るので最大枚数が変わってきます。1枚ずつ配置する場合は24ページで24枚(表紙を入れて)になります。
フォトブックの仕様について
フォトブックの仕様、ライト、スタンダード、プレミアムの違いについて。
仕様 | ライト | スタンダード | プレミアムハード |
プリンター | レーザープリンター(4色CMYK) | デジタルオフセット(6色CMYK+LC+LM) | インクジェットプリンター(7色CMYK+PC+PM+Gray) |
表紙 | マット系アート紙(マットコーティング加工) | グロスコート紙(マットコーティング加工) | プレミアムマット紙(マットラミネート加工) |
カバー | 巻きカバー | 巻きカバー/中表紙印刷あり | ハードカバー |
本体用紙 | マット紙 | フォトラスター紙 | プレミアムサテン紙 |
印刷色数 | 4色 | 6色 | 7色 |
印刷色 | CMYK | CMYK+LC(ライトシアン)+LM(ライトマゼンタ) | CMYK+PC(フォトシアン)/PM(フォトマゼンタ)/Gray(グレー) |
サイズ | 文庫・A5スクエア・A5・A4 | 文庫・A5スクエア・A5・A4 | A5スクエア・A5・A4 |
納期 | 最短3日後発送 | 最短3日後発送 | 最短5日後発送 |
用途 | お試し作成やコスパ重視 | 保存版や贈り物 | 大切な場面の保存版や贈り物 |
画像編集と注文方法
写真編集から実際に文庫サイズのライトとスタンダードを編集、注文してみました。
注文はPCからとスマホからで編集方法が変わります。詳しくはそれぞれの注文方法を参照。
簡単にPCからの編集注文の流れを解説します。注文の前にログインしておくとスムーズに進みます。
フォトブックトップ画面のサイズを選択して注文するボタンを押すと、
ファイルのアップロード画面になります。ドラッグ&ドロップかファイルを選択。
個別の選択、フォルダごとアプロードのどちらかを選択してアップロードを開始します。使う写真が決まっている場合はフォルダにまとめてアップロードしたほうが手間も省けます。アップロードの条件は1枚30MB まで640X480pix以上、JPEGまたはPNG形式となっています。
各サイズ推奨画素数は以下の通りですがこれ以上が推奨となります。
- 文庫サイズ 1,358×1,866px(約250万画素)
- A5スクエア 1,866×1,866px(約350万画素)
- A5サイズ 1,866×2,598px(約480万画素)
- A4サイズ 2,598×3,425px(約890万画素)
右サイドにある写真をドラッグして1ページずつ配置していきます。
自動配置のボタンをクリックすると、並び順で配置できます。
すべての写真を配置してから個々の編集もできます。
表紙の編集ではタイトル(必須)、サブタイトルを入れます。レイアウトから表紙の色を変えることも可能になっています。
ページごとにレイアウト、画面の拡大縮小、回転など設定できます。それぞれのページのレイアウトは画像0枚~4枚までの間で好きなレイアウト(27種類)を選んでドラッグ&ドロップで配置、画像の他にテキストも配置できます。
ガイドの項目に自動補正があります、デフォルトでは「すべての写真を自動補正」にチェックが入っていますが、1枚チェックを外すとすべて外れて「写真の自動補正」の項目で個別に設定できます。
今回は編集ソフトでレタッチ済みなので自動補正無しにしています。レタッチなどしていない画像は自動補正した方がきれいになる場合があります。自動補正については、しまうまプリントの記事(「印画紙ごとに画像を比較」の項目)で詳しく解説していますので参考にしてください。
編集ができたら注文へ移ります。編集中のデータは保存ボタンで90日間保存されます。
注文画面でロゴの非表示や動画QRの印刷などオプションが選択できます。
注文の前に無料サンプルフォトブック
写真は選べませんが、ましかくのA5スクエアサイズ、36ページのサンプルフォトブック(ライト)を会員登録した方1人1回に限り専用の申し込みフォームから注文できます。
サンプルフォトブックは、手触りも写真もきれいです。中身は見本やフォトブックの作例、スマホやPCの注文方法などガイドブックのような使い方もできるので注文前に有ると便利な一冊です。
ライトとスタンダードの色や質感の違い
ライトは注文後8日ほどで届きました。
開いて見ると4色とは思えない美しさですね。手触りも良い感じです。
細かな所の描写もシッカリとしていて元画像の色やディテールもほぼそのままです。
RAWをレタッチ現像したので色補正無しで十分きれいに仕上がっています。
注文した動画QRのコードも表示されています。
スタンダードは、注文後10日ほどで届きました。
ライトとの違いは、カバーをとった状態でライト(上)は印刷無し、スタンダード(下)は印刷があります。
画像の質はこのサイズでは、ほぼ変わりが無いように見えます。色は印刷のカラーが少し増えたせいか違いを感じます。比べてみると、やはりスタンダードの方が色数が増えた分、濃い感じですね。個人的にはライトの明るめの色が好みでした。
紙の違いは、スタンダードのほうがツヤがあり純白です。ライトは少し黄色っぽくみえます。手ざわりなどの質感はそれほど違いがないようです。
文庫サイズでは、700円という価格の差を感じさせるほどの違いはよく分からないというのが正直なところです。これはあくまで文庫サイズのお話で細部を拡大して見てみるとディテールはライトよりもスタンダードの方がしっかりと出ています、A5、A4など大きなサイズになって来るとかなり違いが出て来そうです。
動画QRについて
動画QRについて詳しく解説します。
フォトブック注文時に1冊に付き100円で30秒の動画にアクセスできるQRコードを印刷できます。
フォトブックトップページの「フォトブックに動画をプラス」をクリックすると詳細を見ることができます。
フォトブック注文時に奥付編集オプションの動画QRを印刷するにチェック、1冊あたり100円で申し込みができます。
注文完了後30分以降は、マイページの注文履歴→注文詳細→QRコード表示で見られますので、フォトブックが届く前に動画をアップロードすることも可能です。
印刷されたQRコードは専用アプリ(moovin)をスマホにインストールして読み込み。アプリから動画をアップロードしてQRコードで視聴可能になります。動画はmoovinアプリが入っていないスマホでもQRコードを読み込むと視聴できます。
動画は30秒までアップロード可能ですが、それ以上は1分160円のアプリ内課金で最大9分30秒まで追加できます。
動画QRのよくある質問で多いのが、
- 1回の注文で複数冊注文した場合、すべて同じQRコードが印刷されます。つまりみられる動画は全ておなじものになります。
- 2回以上の注文で複数冊注文した場合は、それぞれ違ったQRコードが印刷され違う動画をアップロードして見ることができます。
人生の節目の行事をフォトブックにして動画を追加することによりさらに感動の深いものにできますね。
まとめ
今回フォトブックを注文してみて、想像以上の出来にかなり驚いています。
価格の安さだけじゃなく子供の日常にはライト、記念日にはスタンダード、贈り物にはプレミアムハードなどと用途に応じて使い分けができる素晴らしさがあります。本棚に大切な人の写真が並んでいることを想像すると思わずにっこりできますね。
私は今回花の写真を使って作りましたが最大144ぺージ(最大569枚)まで作成できますので、植物図鑑や昆虫図鑑などを作っても楽しめると思います。
デジタル化された写真の増加によって、写真を残す文化が失われてしまう中で友人や家族との思い出をより長く大切に思えますように。
しまうまプリント 年賀状はこちら↓