藤の花を美しく撮影するには?藤棚での撮影のコツとおすすめ撮影スポット

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藤の花は、美しい紫色の花が垂れ下がる姿がとても魅力的な花です。そんな藤の花を撮影するのは、初心者にとっても楽しい体験です。撮影方法を知れば、美しい藤の花をより美しく、魅力的に撮影できることでしょう。藤の花の撮影には、撮影場所、時間帯、ライティング、フォーカス、シャッタースピード、レンズの種類など、様々なポイントがあります。また、藤の花が見頃を迎える名所もあります。本記事では、藤の花の撮影方法や、初心者でも楽しめるおすすめの藤の名所をご紹介します。

藤の種類について

日本の藤の特徴と種類

日本の藤にはノダフジとヤマフジの2系統があり、花の色や形は白、ピンク、紫などさまざまで、有名な品種には「白藤」、「紫藤」、「桜藤」などがあります。ツルはノダフジが左巻き、ヤマフジが右巻きになります。

八重黒龍と言う名前の藤

八重咲の種類で「八重黒龍」という変わった形の花も有ります。

中国藤の特徴と種類

赤藤と白藤

中国藤は、フジ属の植物で日本の藤とは異なり、花房が短く花の直径が大きいという特徴です。紫色や白色など多彩な色の花があり、代表的な品種は香りの強さが特徴である麝香藤(じゃこうふじ)が知られています。

西洋藤の特徴と種類

西洋藤は、日本の藤のようにつるが右巻きで、花の直径が小さいという特徴があります。花色は紫、白、ピンクなどで、代表的な品種にアメリカフジがあり、日本の藤のように長く伸び花が密に集まった塊を作ります。

藤に似た花

キングサリという黄色の藤がありますが、キングサリは、西洋藤とは別の種類でマメ科キングサリ属の落葉樹、ヨーロッパ原産です。5月に日本の藤が終了する頃に鮮やかな黄色の藤にそっくりの花を咲かせます。

藤棚での撮影の注意点

藤棚の特徴や構造

藤棚での撮影は、他の藤の撮影と異なった所がありますので注意が必要です。

藤棚の画像

藤棚の回廊では 、頭上の藤の花に帽子やカメラがぶつかってしまうことがないように気をつけてください。花は傷みやすいものです。

青空背景の藤

藤棚では花の色や形を引き立たせるために、背景や光の具合を工夫することです。紫色一色では単調になりやすいので背景には緑や空などの自然な色を入れるとよろしいでしょう。

藤の花が滝のように垂れ下がる様子が非常にきれいでひかれますが、藤棚では結構余計なものが写り込むことも多く、出来るだけシンプルに引き算をして撮りたいものを明確にしましょう。

藤棚の撮影に適した時間、天候、光線

撮影する時間帯は、朝や夕方の柔らかい光が差し込む時間がおすすめです。特に花のピーク時には人出も多く藤棚では人が映り込む可能性が増えて来ます、早朝に撮影することも考えましょう。

赤藤の画像

天候は、明るく晴れた日や曇りの日が良く、雨や暗い曇りの日は藤の花の色が映えるが、あまり暗くなりすぎると撮影が難しくなります。特におすすめは、雨上がりの滴が残った状態で晴れた日。藤棚がライトアップされたようにキラキラと輝きます。

藤棚の中では入ってくる光線は逆光や斜光が多くなり透明感や立体感を出しやすくなります。ただし逆光の場合は、露出の補正も必要になってきます。

藤棚の撮影時の注意点(ライティング、フォーカス、シャッタースピード)

ストロボやレフ板などは藤棚の中で人物を撮るのには良いのですけれど、花を撮る時には自然光を活かしましょう。藤棚の中に入って撮影する場合は、ISO感度を上げて暗さに対応できるようにします。

フォーカスは藤の花の特徴や表情を捉えることが大切です。広角でパンフォーカス(すべてにピントが合った状態)にして撮ると藤棚の広がりを感じることができます。一部分だけをアップで撮る場合は、花びらやしずくなど自分がひかれた部分にピントを合わせるようにしましょう。

藤棚の画像

シャッタースピードは藤の花の動きや雰囲気に合わせて調整します。風が強い日は高速シャッターでブレを防ぎますが、藤の花の優雅さや柔らかさが失われる可能性もあります。そんな時は低速シャッターを使うと幻想的な雰囲気で動きを表現できます。ただ、ピントを合わせたところがとまっていないと、ただのブレた写真になってしまいますのでご注意を。

藤の花をひきたてる撮影テクニック

構図やアングルのポイント

木を入れた構図

構図は、縦位置で撮ると長く垂れ下がった花の美しさが強調出来ます。また、横位置で撮ると藤棚などの広がりを表現できます。

藤の花のアングルは、藤を上から下に向けて撮ると流れる感じで撮ることができます。下から上に向けると透明感や軽やかさを、斜めから撮ると立体感や動きを表現できます。また、近くから一部分をアップで撮ると花の質感が強調されます。

花だけじゃなく木を配置することで変化も出て広がりも表現できます。

花だけと木が入った所を比較

写真の左は藤だけを切り取ったもの右は同じ場所で木を入れたものです、引き算でシンプルに撮るのはとても大切なことですが単調になる場合は少しアクセントが有ると写真も変わってきます。

配色やコントラストの工夫

バックに花の色を入れた画像

配色は、藤の花の色と背景の色の組み合わせに注意することが大切です。藤棚には赤や黄色などの他の花が咲いていることもあります。その場合は、花を差し色として使うと、藤の花の色がより鮮やかに映えます。ただし、差し色はあくまでアクセントとして使うことで、主役である藤の花を引き立てることが重要です。

コントラストで光を強調した画像

コントラストは、藤の花の形や質感を際立たせることができます。コントラストを強めにすると藤棚の単調な感じから立体感のある花の流れを表現できます。コントラストを弱めにしてハイキーの表現を使うと柔らかさが強調出来ます。

花だけをアップで撮る場合にも少しコントラストを弱めにした方が質感を出せます。

ボケや被写体のブレの防止方法

被写界深度(ピントの合う範囲)やピントの合わせ方によってボケをコントロールできます。絞り値や焦点距離が影響し、被写界深度が浅くなるほどボケが強くなります。

ピントを手前にあわせた藤の画像

藤棚などの房の長い藤を撮ると一枚のカーテンのように撮れますが、単調になりやすいので注意が必要です。写真は一番手前の花にピントを合わせ他をすべてぼかしてみました、視線が奥から手前に動くように撮ることができます。

9尺藤の縦位置の写真

被写体のブレを防ぐには、シャッタースピードや手ぶれ補正を使います。九尺藤のように風が吹くと揺れる被写体では、シャッタースピードを変えて2~3枚撮っておくとよいでしょう。また、ピントの位置も細かく決める必要があります。

マクロレンズや望遠レンズの活用法

マクロレンズは近くのものを大きくクッキリと、望遠レンズは遠くのものを大きくクッキリと撮れるという大きな違いがあります。

マクロレンズ

マクロレンズは、藤の花の細部や質感を大きく写すことができます。マクロレンズで撮影するときは、以下の点に注意しましょう。

藤の花のマクロ撮影

被写界深度(ピントの合う範囲)が非常に浅くなるので、ピントを正確に合わせることが重要です。AF(オートフォーカス)で合わせた場合でもさら細かく手動でピントを合わせる必要があります。

被写体が暗くなりやすいので、光量を確保することが重要です。絞り値を大きくする、ISO感度を上げる、補助光源が必要になる場合も出てきます。

藤の花のアップ画像

手ぶれや被写体のブレが起きやすいので、手ぶれ補正をオンにするか、三脚や一脚などの固定器具を使うと良いでしょう。

三脚選びはこちら

望遠レンズ

望遠レンズは、藤の花の一部分や背景を切り取ることができます。望遠レンズで撮影するときは、以下の点に注意しましょう。

300㎜望遠で撮った画像

写真は300㎜の望遠で撮っています、マクロレンズとの違いが分かるでしょうか。

被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなるので、絞り値を小さくしてボケをコントロールすることが重要です。ボケを強くしたい場合は、絞り値を開くか、背景と被写体の距離を離すと良いでしょう。

手ぶれや被写体のブレが起きやすいので、シャッタースピードを速くするか、手ぶれ補正をオンにする、または、三脚や一脚などの使用を考えましょう。300㎜の場合だと最低1/300秒のシャッタースピードが欲しいものです。

望遠レンズは圧縮効果で背景と被写体が重なって埋もれてしまうことがあります。絞りを開いて背景をボカすか斜めから撮って立体感を出すと良いでしょう。

レンズ選びはこちら

ライトアップの撮影

藤の花は淡い紫色が美しい花ですが、ライトアップされたときにはさらに幻想的な雰囲気になります。ライトアップ撮影の注意点と昼間の撮影との違いについて、以下のようなことが挙げられます。

藤のライトアップ画像

暗い環境での撮影になるので、三脚やリモートコントローラーなどの撮影機材を用意しましょう。カメラの設定のボタンなど見にくくなるので懐中電灯やLEDライトなどが有ると便利です。

ISO感度を上げすぎるとノイズが目立つので、できるだけ低めに設定しましょう。シャッタースピードは長めに設定することで、ライトアップされた藤の花の色や光を美しく写すことができます。

ホワイトバランスをオートにすると、ライトアップされた色が正しく写らない場合があります。その場合は、ホワイトバランスを手動で調整するか、後で画像編集ソフトで補正しましょう。

藤のライトアップ画像

昼間の撮影と比べると、背景が暗くなるので藤の花がより引き立ちます。しかし、背景が暗すぎると藤の花が白飛びしてしまうこともあります。背景に少し光を入れるか、露出補正をマイナスにしてみましょう。

人や物が写り込む可能性が高くなります。その場合は、人や物を被写体に入れて構図を工夫するか、シャッタースピードを長くして動くものをぼかすことで対処できます。

藤の花の魅力を引き出す撮影スポットの紹介

日本国内の有名な藤の名所を紹介します。

全国版

あしかがフラワーパーク(栃木県)
藤まつり2023年4月12日から5月14日、ライトアップ17時半~21時
年間150万人が訪れる日本でも有数の藤の名所。約8000平方メートルの敷地に約350本の藤が咲いています。見どころは、長さ約80メートルの白い藤のトンネルや、600畳敷きの大藤棚です。

亀戸天神社(東京都)
藤まつりは2023年4月15日~5月5日、ライトアップは日没~20時。
「東京一の藤の名所」とも言われる神社。境内には50株以上の藤があり、古くから人々に親しまれてきました。藤棚のバックにはスカイツリーも見えます。

尾張津島藤まつり(愛知県)
藤まつり2023年4月15日~5月7日、ライトアップ18時~21時。
見どころは、長さ275m、面積5034㎡の水上の藤棚。

津島の藤

八女黒木大藤まつり(福岡県)
藤まつりは4月22日から5月7日。
樹齢約620年と伝えられる大藤の花が見事に咲き誇り、毎年20万人の来訪が有ります。

藤公園(岡山県)
藤まつりは2023年4月~5月5日、ライトアップは有料期間中。
約7,000平方メートルの敷地に、幅7m、総延長500mの藤棚、北は北海道から南は九州まで集めた藤が100種類で日本一。

愛知版

尾張津島と並んでこちら愛知で有名な藤の名所は、曼陀羅寺公園

曼陀羅寺公園の藤

曼陀羅寺公園は、愛知県江南市にある公園で、14世紀前半に建立された尾張の名刹「曼陀羅寺」の一部に藤棚が作られています。。公園内には11種類60本の藤が植えられており、春になると美しい花を咲かせます。

ボタンの花

藤と競うように咲くぼたんの花も見どころの一つです。

まとめ

咲き始めからは、3週間ほど見られる藤の花ですが、見頃の時期は短く気候によっては1週間ほどで過ぎてしまうこともあります。

藤棚の画像

去年は気候のせいか近所の公園では花が咲かなかった場所も有りました。名所と言われる場所は手入れや水やりなどシッカリメンテナンスをしているので咲かないということは無いでしょうが、年によって長さや色合いなどの変化はあるようです。

一番見頃に合わせて行けなくても、ある程度撮影でカバーすることも可能です。藤棚をメインにした撮影のテクニックを紹介しましたが近くに咲いている藤の撮影にも使えるものが有るのでぜひ活用してください。

撮影後のプリントやフォトブックは、

四季の花撮影はこちら↓

撮影
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