四季の花50選!花の魅力と不思議を追求する写真撮影ガイド

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花の魅力は四季を通じて広がりますが、その美しさをカメラで捉えることは思ったよりも簡単ではありません。実際、花の写真は多くの人にとって最初の撮影対象です。しかし、花の撮影は、満足できる写真を撮ることがけっこう難しい被写体です。

ハゼランとアリ画像

例えば、「ハゼラン」という花は、午後三時から五時の短い時間帯にしか咲かないため、見逃すと写真を撮るチャンスがありません。このような花も存在し、それぞれの花には撮影に最適な時期や時間が異なります。花の特性を理解しなければ、素晴らしい写真を撮ることは難しいのです。

この記事では、四季折々の花の撮影について紹介しています。各季節における花の撮影に役立つヒントや工夫をご紹介し、美しい花々を写真で永遠に残すためのコツをお伝えします。どんな花でも、その美しさを引き立てる方法を見つけ、花の魅力を最大限に生かしましょう。

四季の花の撮影に関するまとめ記事で、36種類の花の作例と15種類の詳細な記事へのリンクを含め、合計50種類以上の花に焦点を当てています。それぞれの花についての撮影法について詳細に説明しました。四季の美しい花々を写真で楽しむための貴重な情報が満載です。

四季の定義

冬のカエデの画像

季節は温暖化の進行により、昔に比べて曖昧になっています。当記事では、3カ月ごとに区切った季節で以下のように分けています。

3~5月  
6~8月  
9~11月  
12~2月  

しかし、最近では開花時期も変わってきており、一部の花はこの伝統的な季節の区分に収まりにくくなっています。春と秋が短くなってきているのは確かなようですね。

春の花

春は、自然が目覚め、新たな生命が芽吹く季節です。日差しも柔らかく、冬とは異なり、朝の斜光線で立体感が豊かな写真を撮るのに最適です。冬場の花が白や淡い色が多いのに対し、春になるとカラフルで鮮やかな花々が次々と咲き誇ります。

また、春は虫たちも活発になり、花と虫のコンビネーションを撮影するのに絶好の時期です。花に絡む虫たちの生態や活気を写真に収めることが楽しい被写体です。春の花の美しさと季節の変化をカメラで捉え、その魅力を共有しましょう。

私が撮った主な春の花

私が撮って保存してある花の一部です。リンクがあるものは写真付きで解説しています。

アケビ、アセビ、ウツギ、
ウグイスカグラ、エゴノキ、
オダマキ、オオイヌノフグリ
カラスノエンドウ、キュウリグサ
キンラン、ギンリョウソウ、
サクラソウ、ササユリ
サルスベリ、シデコブシ、
シラン、沈丁花、
スノーフレイク、センダン、
タマスダレ、タンポポ、ダリア、
チューリップ、デュランタ、
ドウダンツツジ、菜の花
ニリンソウ、ネコヤナギ、
ネモフィラ、ハナミズキ
花桃、ハルジオン、
ハルリンドウ、ヒペリカム、
ヒメオドリコソウ、ホトケノザ
マンサク、ミツマタ、
ミツバツツジ、 ムスカリ
ムラサキケマン、モッコウバラ、
ユキノシタ、ラナンキュラス、
レンゲソウ

野の花(春)

◎オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリの画像

オオイヌノフグリは、朝早い時間はツボミで花を探すのが難しいです。日が当たってから2~3時間後に開きますので午前9時~10時くらいが花も目立って撮り頃になるでしょう。

◎ホトケノザ

ホトケノザの画像

ホトケノザは寒い時期から咲いています、ピンクの花が春を感じさせます。花は弱いのであまり触ると落ちてしまいます。アップで撮ると細かい毛も見えて小動物のようにもみえます。

◎キュウリグサ

キュウリグサのアップ画像

キュウリグサは、ツボミから次々と開いてくる花がきれいですのでマクロレンズで拡大撮影をしたい花です。非常に小さな花(2ミリくらい)で花の色も分からないくらいなのでピント合わせも100倍くらいに拡大しておこないます。

◎菜の花

菜の花にアゲハチョウの画像

菜の花にはモンシロチョウやアゲハが寄ってきます。いろいろな種類のチョウや虫が来ますのでISOや露出を調整してシャッタースピードを速めに調整してブレないようにしましょう。

◎レンゲソウ

レンゲ草のアップ画像

レンゲソウも春の花では外せないところですが、年々レンゲ畑などが減って寂しくなってきています。群生を広角系のレンズで撮るのも良いですが一つの花をアップで撮るのもオススメです。順光で撮ると色が出ないことがあります、半逆光や斜光で立体感を出しましょう。

花壇の花(春)

◎ムスカリ

ムスカリの画像

ムスカリの紫色が目立ちます。咲き始めは目立たず探すのも大変ですがわりと群生していることが多いので、そこを狙って撮ります。ツボミを見つけたら一気に伸びますので近くにあれば毎日観察すると撮りやすいです。

◎スノーフレイク

スノーフレイクの画像

スノーフレイクは、緑の葉と白い花の取り合わせが面白く、少し引いて葉っぱの中に花をうずめるような感じの撮り方や花についた水滴をアップで狙ってみるのも変化がでます。水滴の映り込みを撮りたい時は、さらにアップで撮るかトリミングをします。

◎ユキノシタ

ユキノシタのアップ画像

ユキノシタは身近で見られる花ですが、ツボミから考えられない形の花で大の字に三枚の小さな花弁と二枚の大きな花弁が目立ちます。小さな三枚には赤い模様がついて咲く場所や花によって変わっています。

木の花(春)

◎アセビ

アセビの画像

アセビは、他の花が咲きだす前に早くから開花するので、花が少ない早春の時期は絶好の被写体です。白と赤色があり開花時期が少しだけ違っています。赤色は、ツボミから開くにつれて色が淡くなって最後はピンク色に変化します。

◎ミツバツツジ

ミツバツツジの画像

ミツバツツジは、他のツツジよりも色が映え群生すると、蛍光色で山が明るく感じます。露出に気をつけてオーバーにならないように撮りましょう。群生は欲張らずに、一つの花に絞ってピント合わせをすることで目立たせることができます。

◎ハナミズキ

ハナミズキの画像

ハナミズキは、丸くなって開く寸前の状態が魅力が有ります。この状態は長く続かず風が吹くとすぐに開いてしまうので、短い時間のチャンスを逃さないように。

山野草(春)

◎ササユリ

ササユリの画像

ササユリは白と淡いピンクの色があり、ツボミが出来てやっと見つけることができる花で葉っぱだけでは、さがすのが大変です。大きめの花なので、メシベの先端にピントを合わせるか、花弁しか見えない時は手前の花弁にあわせます。少しだけ暗めの背景を選ぶと花が浮き上がって見えます。

ブログ内の記事リンク(春の花)

夏の花

夏は、日差しが強く、コントラストが強調されることがあります。そのため、朝早くや夕方の光を活用することで、花をより美しく撮影できます。夏の特徴として、花の色彩が原色系や鮮やかな色調になり、色だけで目を引く花々が多く存在します。これらの花々は、写真でその美しさを際立たせる絶好の被写体です。

また、夏は虫たちも大活躍する季節で、花と虫を一緒に撮ることで、夏の生命力にあふれる情景を写真に収める楽しみがあります。

私が撮った主な夏の花

リンクがあるものは写真付きで解説しています。

アサガオ、アガパンサス
オニユリ、ガガイモ、
キキョウ、キバナコスモス、
キツネノカミソリ、
ゲンノショウコ、
サルスベリ、ジニア、
センニンソウ、タチアオイ、
ツユクサ、トキソウ、
ナツズイセン、ヌスビトハギ、
ネムノキ、ネコヤナギ、
ハイビスカス、ハス
ハゼラン
ハナハマセンブリ、ヒマワリ、
フウリンブッソウゲ、
ヘクソカズラ、
ホオヅキ、マツバギク、
ミソハギ、ミズヒキ、
ミヤマウズラ、ムクゲ、
ムラサキシキブ、ムクゲ、
ヤマユリ、ランタナ、
ルドベキア、ヨウシュヤマゴボウ

野の花(夏)

◎ツユクサ

ツユクサの画像

ツユクサは雨が降っても咲きますが朝に開いて午後にはしぼんでしまいます。早朝で朝露などと一緒に撮ると立体感でます。あまり寄りすぎるとピントも難しくなるので離れて撮ってトリミングするという手段もあります。

花壇の花(夏)

◎ルドベキア

ルドベキアの画像

ルドベキアは原色も多く花も大きくてめだちます。まさに夏の花という雰囲気でコントラストも強めにして力強さを表現したいです。花の重なりを望遠レンズで切り取ってみました。

◎アガパンサス

アガパンサスの画像

アガパンサスは、春と夏の間の花ですが、ツボミから開花まで2週間ほどかかって枯れるまでは長く楽しめます。薄皮の時期、ツボミの時期、開花後、満開とそれぞれに違ってまるで違う花のように撮れます。一つの花でこれほど変化が大きいのは珍しいので観察ついでに撮ってみたいですね。

◎ハス

蓮の花

ハスの花は、午前中しか開いていないので光が良い朝方の撮影がオススメです。花は毎日開閉を繰り返し4日目に開いたままになり散ります。背景を暗くして花の露出をギリギリオーバー目にすることで花の中に灯りがともったように表現できます。

山野草(夏)

◎ヤマユリ

ヤマユリの画像

ヤマユリやオニユリは、日本のユリで西洋のハイブリッドなどとは違った魅力があります。花が重く開花後はうつむいた感じになることが多く、少し下からのアングルが撮りやすいです。大きな花なのでマクロレンズなどで撮ると結構下がって撮らないと花全体が入らないことも多いです。

◎ミヤマウズラ

ミヤマウズラの画像

ミヤマウズラは山野草で撮影できる場所も限られています、数は年々減っていて貴重な花です。毎年見られる場所もありますが株が小さいと次の年は咲かないこともあります。独特の花姿で小鳥が飛んでいるようにも見えます、全てが開ききると痛む花も出てくるのでツボミが残っているうちが撮り頃になるでしょう。

ブログ内の記事リンク(夏の花)

秋の花

秋は、春と同様に日差しは穏やかで、立体感が豊かな写真を撮るのに適した季節です。しかし、秋が進むにつれて日照時間が短くなり、撮影においてシャッタースピードや露出の調整が重要になります。そのため、三脚や補助光などの機材や設定に注意が必要です。

秋の特徴として、ヒガンバナやススキなど、日本の伝統的な要素を意識させる花々も多く存在します。これらの花は、花そのものだけでなく、周りの風景や季節感も含めて撮影することが魅力的です。秋の景色とともに、和の美しさを表現する写真を撮ることで、季節の魅力を余すことがなく伝えることができます。

私が撮った主な秋の花

リンクがあるものは写真付きで解説しています。

アケボノソウ、イボクサ
ウメバチソウ、女郎花、
キク、キンモクセイ、
クレオメ、コウテイダリア、
コウヤボウキ、サクラタデ
サザンカ、サフラン、
シュウカイドウ、十月桜、
シュウメイギク、シラヒゲソウ、
シオン、スカビオサ、
ススキ、センニチコウ、
ダイモンジソウ、 タマスダレ
ツリフネソウ、ツワブキ、
トウワタ、トリカブト、
ノコンギク、 フジバカマ
ホトトギス、ミゾソバ
ヤマラッキョウ、リンドウ
ワレモコウ

野の花(秋)

◎タマスダレ

タマスダレの画像

タマスダレは群生で花の重なりなどを撮ってみたいです。白っぽい花は露出がアンダー目ならシックで和風に、オーバー目なら派手に洋風に撮る事ができます。重なり合った花とボケをうまく利用して撮りましょう。

◎フジバカマ

フジバカマとアサギマダラ

フジバカマは花自体はそれほど目だたないのですがアサギマダラなど渡りをするチョウが寄ってきます。フジバカマの咲く時期とタイミングが合えば群生しているところも撮れます。

アサギマダラのリンクはこちら。

◎ノコンギク

ノコンギクの画像

ノコンギクは、白色と青紫色の種類があって、ヨメナとよく似ています。個人的には青みがかった色が好みです。キク科の花らしい造りをしていますので、花芯を大きめに撮ってみると、面白い一面がみられます。秋の他の花のタデを入れて彩を添えてみました。

◎サクラタデ

サクラタデの画像

サクラタデは、他のタデ科の花より少しだけ大きく花姿が美しいです。明るい所では花が白飛びしやすいので少し露出をアンダー目にして淡い桜色が失われないように撮ります。透過光で背景を暗めにすると花弁の柔らかな質感が出せます。

◎ミゾソバ

ミゾソバの画像

ミゾソバはタデ科の花ですが、派手なピンク色は群生すると目をひきます。群生を撮っても、アップで撮ってもよいですが、花の魅力を引き出すにはアップで撮るのがオススメです。作例まで寄るとピントもそうとう難しくなるのでどの花にピントを合わせるか考えて撮りましょう。

◎イボクサ

イボクサのアップ画像

イボクサは、目立たない小さな花ですが花芯の造りが美しい花です。できるだけ寄って撮りたい花です。花弁の質感を出すためには、露出オーバーにならないように
気をつけましょう。

山野草(秋)

◎ダイモンジソウ

ダイモンジソウの画像

ダイモンジソウ、渓流の岩に根をおろして咲くユキノシタによく似た花です。直射日光をあまり好まないので撮影場所はほぼ終日日陰になる場所もあります。ブレないようにISO感度をあげるかストロボを使用しますが、マクロ撮影でのストロボは、花が白いので飛んでしまう可能性があります。特に背景が暗い場合は、マイナスの補正も必要です。また、足場に注意しないとカメラとともに水没の危険がありますので十分注意しましょう。

◎ツリフネソウ

ツリフネソウの画像

ツリフネソウは、独特の形が面白い花です。真横から撮るとピントも難しくはないのですが斜めからだとどこにピントを合わせるか迷います。ツボミは丸い形なので咲くまで気づかないことが多いのです。

◎リンドウ

ホソバリンドウの画像

リンドウは春に咲く種類と秋に咲く種類があります。こちらではホソバリンドウが湿地に咲いています。晴れた日しか開かないので撮影は雨や曇りは避けます。鮮やかな青色は湿地で目立ちます、露出がアンダーになりすぎると色がくすんだ感じになりますので注意しましょう。

◎ウメバチソウ

ウメバチソウの画像

ウメバチソウは湿地で咲く花でこちらの地方ではこの花が咲いて湿地の花が終了します。高山や北の地方では、1~2カ月早めに咲くようです。梅に似た花弁と花芯の細かな造りが大変興味深い花ですので、ぜひマクロレンズでその魅力を撮ってください。メシベの周りについた5本のオシベは一日一本ずつ開いていきますので開花からおおよその日数を知ることができます。露出は少しアンダー目で撮ると
花弁の質感や花芯の精密さも撮る事ができます。

ブログ内の記事リンク(秋の花)

冬の花

冬は、日照時間が短く、光が弱いため、補助光源などが必要な場面が増えるでしょう。しかし、冬の光は柔らかく、コントラストがそれほど強くないため、花の優しさや繊細さを表現するのにちょうど良い条件と言えます。

冬は花が少なくなる季節でもありますが、その中でも美しい冬桜やクリスマスローズなどが存在します。これらは、冬の静けさとともに撮影することで、寒い季節ならではの優美さを写真に収める素晴らしいチャンスです。

私が撮った主な秋の花

リンクがあるものは写真付きで解説しています。

アイスチューリップ、河津桜
キッコウハグマ、
クリスマスローズ、シクラメン、
水仙、スノードロップ
セリバオウレン、ツバキ、
ネコノメソウ、ネリネ、
ハボタン、福寿草
冬桜、ポインセチア、
ミスミソウ、ヤツデ、
ロウバイ

花壇の花(冬)

◎スノードロップ

スノードロップの画像

スノードロップは、早咲きは年明け前から咲きますが、種類によって2月くらいまで見ることができます。朝は閉じていることが多いので日が当たり開いてグリーンのハートマークがみえる所を撮ってみたいです。背景の暗い場所では、花弁の露出オーバーに気をつけましょう。

山野草(冬)

◎フクジュソウ

福寿草の画像

福寿草は、早春の花とも言われますが、まだ寒い時期で一般に冬と言われている時期に咲きます。花は晴れた日の10時頃から開きはじめ午後には全開夕方にまた閉じてしまいます。パラボラアンテナのような花弁は光を花芯に集めて周りより5~10℃温度をあげて寒い時期に虫を誘って受粉します。アンダー目の露出で反射した花の輝きを撮りたいところです。

◎ミスミソウ

ミスミソウの画像

ミスミソウはユキワリソウともよばれ、園芸種を入れるとかなり種類が多く色や形も美しい花が多いですが自生しているものはほぼ白色です。花芯の造りは同じキンポウゲ科の花のフクジュソウに似て繊細ですので動き出しそうなオシベの躍動感を表現できると最高です。

◎セリバオウレン

セリバオウレンの画像

セリバオウレンは、山野草で林床の妖精とも呼ばれる花で枯葉の多い茶色の中で白い花が目立ちます、ただとても小さく暗い場所に咲くことが多いので補助光と三脚が必須です。雄花、雌花、中性花がありますが、雌花は珍しくなかなかみられません。

◎ネコノメソウ

ネコノメソウの画像

ネコノメソウは渓流の岩場などに周りに雪のある時期から咲き始めます。登山道の沢沿いに咲いていることが多く、日本で見られる種類は19種類ほど。見られる場所は限られていますが、数種類まとめて咲いている場所も多いので、調べて行くとまとめて撮る事ができます。小さな花が集まった状態が多く個々の花は大変小さいのでクローズアップで撮りたいところですが、足場や三脚を立てる場所など注意が必要です。一部春の花に入りますが、2月から咲いているので冬の花に入れています。

木の花(冬)

◎ロウバイ

蝋梅の画像

ロウバイは、梅が咲く前にその香りが楽しめる花で半透明の花弁の質感を出すような撮影(半逆光や青空を背景にするなど)の工夫が必要。梅よりも透過光をより取り入れた撮影法がオススメです。

◎河津桜

河津桜の画像

河津桜の濃いピンク色は、普通の桜より目をひく色で、早春と言うより冬の間に咲くのも多く、こちらの堤防では、毎年12月に開花して撮影しています。平均はソメイヨシノが咲き始める前の2月下旬くらいに開花を始めます。

ブログ内の記事リンク(冬の花)

その他の四季の花

一般ではあまり見られない山野草も当ブログで紹介しています。

ここで紹介した花々は、私が20年以上にわたり、惜しみなくカメラに収めてきたもののほんの一部です。家には3TBのハードディスクに、これらの美しい花々を保存するためのスペースがいっぱいになるほどの写真が収められています。

◎ムラサキセンブリ

ムラサキセンブリ

◎キンラン

キンランの画像

中には今では見られない貴重な花やその場所でしか咲かない花が含まれており、それらを通じて過去の美しい瞬間を振り返ることができます。

温暖化の進行により、年々季節の境目が曖昧になってきています。将来的には、四季の美しいこの日本において春や秋が希少となり、咲かなくなる花も出てくるかもしれません。しかし、まだ四季が存続する今、私たちはこの美しい瞬間を写真に収めて記録に残すことができます。

特に遠くに行かなくても、身の回りにある野の花や庭の花々も、四季それぞれに違った魅力を見せてくれます。身近な環境でも、四季の美しさと自然の美をカメラで捉え、永遠に残しませんか。

まとめ

◎シラヒゲソウ

シラヒゲソウの画像

この記事からは、ブログ内で紹介している花々も詳しくご覧いただけます。花の世界は、無限の魅力が広がっており、まだまだ紹介しきれないほどの花々が存在します。興味深いことに、同じ花を毎年撮影しても、毎回異なった魅力が浮かび上がってきます。

花の中にも、「一期一会」という概念が存在します。お茶の世界から広まった言葉で、今この瞬間の出会いは一度しかないものであり、その瞬間を大切にし、おもてなしをするという意味を持っています。花の写真も同様で、その瞬間は一度しかありません。来年になれば、花はまた異なる顔を見せてくれるでしょう。ですから、今、最高の瞬間にカメラを向け、花の美しさを永遠に切り取ってみましょう。

年々増えてゆく花の写真、また個別の花の記事を追加していく予定です。

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